はじめに
統一原理は、世界基督教統一神霊協会(統一教会)の信徒が学ぶべき八大教材教本の一つであり、信徒は神のみ言として信仰の中心に置いています。全人類がこの統一原理を学ぶべきだと考えています。
ここでは、少ないスペースを利用して統一原理のガイダンスを紹介していきます。
序論・統一原理を学ぶ理由その1
一.統一原理を学ぶ理由
統一原理を学ぶ理由として、次の理由があると私たちは考えます。
1.現実世界のすべての問題解決のために
2.真なる価値観確立のために
3.統一世界、平和世界実現のために
4.真なる「私」を知るために
5.諸問題を解決できない理由
一つずつ上の理由を見ていってみましょう。
1.現実世界のすべての問題解決のために
考えられるだけで、現実世界には実にさまざまな問題がありますが、その問題の根はとても深いものです。問題の根から解決しない限り、現実世界の問題の根本的な解決はできないと言っていいでしょう。
(1)神観の解決
神観は、人生観、結婚観、国家観、世界観、歴史観、宇宙観と密接に関わり合います。
(2)人生観
人生観の問題には、心と体に始まる葛藤から、社会の対立・闘争に至るまでさまざまな問題を含みます。
人生観の問題に解答がない限り、家庭破壊の問題、青少年の淪落(りんらく)の問題、AIDS問題など、問題がとどまるところはありません。
社会や世界に目を移せば、人種差別問題、国境問題、宗教間の問題などがおさまるどころか、ますます激しくなっているありさまです。
また、共産主義諸国の崩壊以降、民主主義世界もさまざまな問題が噴出しています。思想を超えた解決が必要です。
一方、人類全体がかかえる課題が大きく迫ってきています。経済格差の問題、資源・エネルギー問題、食糧問題、環境破壊の問題などなどです。その一つ一つがあまりにも大きな問題ばかりです。
(3)霊界問題
霊界の問題は、一部の霊能者や宗教家が担ってきましたが、いったいどのような世界で、それらが今どうなっているか、その全貌すら明らかになっていません。
(4)哲学の根本問題
哲学は、人間存在の根本を探求してきましたが、その根本問題が解決されない限り、さまざまな問題に明確な答えや方向性はいつまでたっても見いだせません。
解答が見いだせない指導者は、その場しのぎになり、問題を先送りしたり、あいまいに問題を処理するしかありません。宗教、政治、経済、学界、言論界など、あらゆるところで齟齬を生じています。
2.真なる価値観確立のために
真の価値観が必要であり、その価値観を確固たるものにする必要があります。
(1)価値観の見きわめ
正しいこと、正しくないことをどのように見分けるか、価値観の確立が必要です。
(2)価値観が異なるとどうなるか
価値観(考え)が異なると、判断も異なり、主義主張も異なります。その結果、意志決定の内容や行動様式・生活方式などが異なってきます。価値観があまりにも異なりすぎると、同じ民族でも戦争・分断の悲劇を味わうことになります。
3.統一世界、平和世界実現のために
人類は、自由のない世界より自由のある世界、不平等より平等、戦争より平和、分断より統一、不幸より幸福を願います。
では、統一世界、平和世界は、どのようにしたらなされるのでしょうか?
世界から、家庭に、そして個人でしょうか?
それとも個人から、家庭へ広げ、そして世界へでしょうか?
それは、誰しもがわかるとおり、この「私個人から」始めるのが正解です。
私個人の心と体が統一され、個人が完成した男女が一つとなった真の家庭を通して、平和が初めて実現されるのです。私個人の心と体がばらばらである限り、平和世界は来ることはありません。
4.真なる「私」を知るために
この「私」は、いったい何なのでしょう?真なる者(善)の側面と、偽なる者(悪)の側面を持ち合わせたのが「私」ではないでしょうか?
5.諸問題を解決できない理由
問題を解決できない理由、解決を妨げていることは、次のようなことがあります。
(1)創造主である神を否定して解決しようとするため
(2)神様を信じつつも神様をのけものにして、自己中心的に考え、解決しようとするため
(3)人間自身が堕落した人間であることを認めようとしないため
これらを極力排除して先入観を捨てて学ぶべきと私たちは考えます。
(統一原理紹介[1]終わり)
もっとくわしく勉強なさりたい方は、統一教会調布教会にお問い合わせください。