地域の歴史と調布家庭教会


世界平和統一家庭連合 調布家庭教会は、調布市・狛江市・府中市をエリアとする教会です。

調布は、租庸調の調(地方産物献上)として布を献上してきた地であり、もともと、布田天神で布を作る霊的啓示を受けた人が天皇に布を献上したことから、桓武天皇から調布と命名されたとなっています。さらにさかのぼった古代には、調布・狛江地域は「狛(こま)江郷」と呼ばれた高句麗(こうくり)文化圏の渡来人の地と言われ、狛江には、高句麗渡来人の古墳が多く存在しています。関東の古刹でもある深大寺は、渡来系の満功上人によって開かれました。(※高麗【こま】=高句麗の古名)

    

府中には出雲大社の大国主尊(おおくにぬしのみこと)を中心に、武蔵国の功労守護霊である6つの神を祀る1900年の歴史を持つ大国魂神社があります。さらに7世紀から8世紀にかけ武蔵国の中心である国府が置かれたのが府中でした。武蔵国の中に高句麗人を集めた高麗郡、新羅人を集めた新羅郡が設置されていきました。そして高麗郡出身であり渡来人三世である高麗福信が武蔵国の国司に就任して武蔵国全体を統治しています。ちなみに、近年になって発見・発掘が進んだ府中市にある熊野神社古墳は、国内ではめずらしい上円下方墳であり、再現された石葺きのスタイルや、石室のようすなどから、古代朝鮮半島との関係が指摘されています。

このように歴史が古く、渡来人の地である調布・狛江・府中をエリアとする教会であります。韓国との縁の深い地であるともいえます。

三国時代の朝鮮半島  

このような歴史的な背景を踏まえ、調布家庭教会では、渡来人が苦労して築き上げた地であることを認識し、その思いを天につなげながら、教会長・教会員が一体となって精誠を尽くして愛し、文鮮明先生の教えの中心でもある「家庭は愛の学校」 をモットーに、さまざまな奉仕活動を行っています。

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