Google Mapで訪ねる主の路程(5)-釜山港から日本留学に発つ


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第5回-釜山港から日本留学に発つ
21歳(1941年4月)

「Google Mapで訪ねる主の路程」は、文鮮明先生がお生まれになり歩まれた場所や、死の道を何度も越えていかれた文先生の苦難の歩みとそのゆかりの地をGoogle Mapで訪ねるコーナーです。第5回は、文先生が日本留学に発たれた釜山港第一埠頭と関釜連絡船“昌慶丸”です。

〈お断り〉ここで紹介する内容は、Web担当者が独自に研究・推論したものであり、すべて確証が得られているとは限りません。また統一教会本部の公式見解でもありません。あくまで参考情報としてご覧になってください。より正確な情報や確実な情報をご存じの方はご一報ください。

釜山港第一埠頭と関釜連絡船“昌慶丸”

釜山港第一埠頭 文先生が発たれたときに乗船した昌慶丸
関釜連絡船と京釜鉄道が発着していた釜山港第一埠頭/文先生が乗船した昌慶丸


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当時の関釜連絡船は、釜山港第一埠頭から発着していました。GoogleMap上でマーキングした位置に該当します。当時、京釜鉄道の線路は埠頭まで伸びており、終着駅である釜山港の停車場を降りた人は、向かい側の連絡船にすぐ乗船できたといいます。今では、鉄道線路は貨物専用となり、埠頭の手前でカットされています。第一埠頭は現在でも国際旅客ターミナルとして活用されています。

戦前の釜山を描いた地図
戦前の釜山の地図を見ると釜山港第一埠頭が関釜連絡船の発着場所でした。
第三・第四埠頭はまだありません。

GoogleEarthで眺めた釜山の街と釜山港
GoogleEarthで眺めた釜山の街と釜山港

『平和を愛する世界人として-文鮮明自叙伝』(P.68~P.76より引用)

京城商工実務学校を終え、一九四一年に日本に留学しました。日本をはっきりと知らなければならないという考えから出発した留学でした。汽車に乗って釜山に下っていくとき、なぜか涙があふれて、外套を被っておいおい泣きました。涙と鼻水が止まらず、顔はぱんぱんに腫れ上がっていました。植民統治下で陣吟する孤児に等しいわが国を後にする心は、これ以上ないほど悲しいものでした。そうやって泣いた後で窓の外を見ると、わが山河も私以上に悔しく悲しそうに泣いていました。山川草木から涙がぽろぽろと流れ落ちる様を、私はこの両目ではっきりと見ました。痛突する山河に向かって、私は約束しました。

「故国の山河よ、泣かないで待っていろよ。必ず祖国光復を胸に抱いて帰ってきてやるからな」釜山港から関釜連絡船に乗り込んだのは四月一日の午前二時でした。強い夜風に打たれても、私は甲板を離れることができず、次第に遠ざかっていく釜山を眺めて、一睡もせずに夜を過ごしました。

『真の御父母様の生涯路程1』 第五節「日本東京留学時代」より引用

この民族のためにどれほど涙を流したかといえば、先生はどの愛国者よりももっと多くの涙を流しました。先生が日本留学に出発した一九四一年四月一日早朝二時に、釜山の埠頭で、韓国を眺めながら祈祷したことが忘れられません。「私は、今祖国を離れるけれども、祖国であるお前をより一層愛し、お前のためにもっと多くの涙を流そう」と約束したのです。

釜山から船に乗って日本に行ったのですが、その時、釜山から連絡船に乗りながらとめどもなく涙を流したことが、きのうのことのようです。その時は日帝時代です。かわいそうなこの民族を、誰が束縛から救ってくれるのでしょうか。私は夜を明かして星を眺めながら、この民族の解放の一日のために精誠を込め涙を流しながら、この民族のために神様の前に、「私は今旅立ちますが、帰ってくる時まで、神様、この民族を守っていてください」と祈祷しました。早朝二時四十分に出発しましたが、その時の心情を、私は忘れることができません。

涙と共に行く道に、愛国があるのです。涙と共に行くところに、孝子がいるのです。忠臣も同じです。聖人が行く道も同じです。涙と共に生涯を経ていくところに聖人の道があるのです。世界を動かすことができる歴史、伝統を残して、受け継ぐことができる歴史があるならば、涙と共に残してあげた歴史です。その伝統の歴史は世界を支配するのです。統一教会は、世界を治めることのできる涙とともに、伝統を受け継いでいくという姿勢を忘れてはなりません。

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