1月6日(日)、陽暦で新年を迎えて初の日曜日、2013年1月度ファミリーフェスティバルを調布教会礼拝堂で行いました。
第一部では、『幸福な家庭づくり~地球村を目指して~』と題し井場講師による講話がありました。講話の内容は次の通り。
日本の歴史と世界の歴史を考えてみたい。お釈迦様から2500年、日本の歴史は2000年、世界の歴史は(聖書歴史で)6000年とされている。日本がまだ弥生時代で、国として成立する前のぐらいの時代、世界に目を向ければ、すでに高度な文明や文化が発達していた。
「家庭」を考えるとき、その家庭は愛がある本物の家庭しか残っていけないようになっている。一方で「社会」を考えると、社会で成り立つには、建前がある程度通るものだ。そのような違いがある。
では、家庭と宗教、社会と宗教との関係に目を転じてみたい。「仏教」では、家庭に入るには堅すぎるし、おおごと過ぎる。一方、「キリスト教」を考えると、本来のキリスト教の精神では、学校教育ならば、落ちこぼれも救うことを理想とする。学校の現場で、落ちこぼれを更生できる先生は良い先生という評価が与えられる。
2000年前、イエスは右頬を打たれたら左頬を差し出せと人々や弟子たちに語った。普通の人ならば、打たれたら、やり返すのが常識。それが世の中の当然の考え方なのに、イエスが示した思想は、当時の社会状況や人々の考え方としては考えられないほど、きわめて高いレベルの思想だった。
どのようにしたら人類が家族として過ごせるような「地球村」が実現できるのか、考えてみよう。
地球村のベースとなるのが家庭。家庭は、夫婦二人が愛しあうところ。家庭の本来的な価値を知る必要がある。家庭の価値や家庭の力が弱くなってくると、その国の国力はどんどん落ちてくる。
一方で、宗教がめざしているのは「ために生きる」こと。「ために生きる」ことを考える人が集まるから、幸せになる。
地球村を目指すときに、深刻なのが食料問題。その食料問題の解決の鍵は、文鮮明先生が提唱されたように海洋資源にある。
世界のタンパク源と言えば、牛や豚に代表される家畜の肉だが、陸生動物の牛や豚では骨が大きく、比重も重い。大量に飼料となる穀物が必要なのも問題だ。
それに対して、海生動物はみなそうだが、骨の比重は陸の動物に比べて格段に小さい。注目なのは、大型魚の代表格であるマグロ。回遊魚であり、国境がなく、広い海を泳ぎ回っている。1体、1体がものすごい数の卵を産むという。大げさかもしれないが、養殖に成功するなら、1体で100万人分もの栄養が養えることになる。
こうした食料問題の解決も地球村実現のために迫られている。Photo by (c)Tomo.Yun http://www.yunphoto.net
講話の後、会場にかけつけた来賓の方が、ファミリーフェスティバル参加者へ挨拶を寄せてくれました。
続く第二部では、AVANTI(アバンティ)が、ヴァイオリンと琴との演奏でした。和洋の楽器がみごとに一つとなったハーモニーで、会場全体が引きつけられました。演奏曲は『六段の調べ』『サクラサクラ』『Energy Flow』『春の海』でした。
続いて、歌手の YUMI-KOさんが登壇、今や懐かしの名曲となった『ペッパー警部』『赤いスイートピー』『17才』をはつらつと元気よく披露、最後はアンコールに応じて、『TOMORROW』を会場の手拍子とともに歌いました。
- 「地球村を目指して」をサブテーマに語る井場講師
- AVANTI(アバンティ)-ヴァイオリンと琴の演奏
- AVANTI(アバンティ)-ヴァイオリンと琴の演奏
- AVANTI(アバンティ)-ヴァイオリンと琴の演奏
- ポップス歌謡の名曲を歌うYUMI-KOさん
- ポップス歌謡の名曲を歌うYUMI-KOさん