12月16日(日)12月度ファミリーフェスティバルを開催 [Photo]


12月16日(日)、2012年12月度ファミリーフェスティバルを新しく引っ越したばかりの調布教会礼拝堂で行いました。
第一部では、『幸福な家庭づくりー歴史が求めてきたメシヤ像-』と題し井場講師による講話がありました。講話の内容は次の通り。

「メシヤ=救世主」は、日本ではあまり身近ではないが、ユダヤの歴史の中では2000年待ち続けた歴史がある。日本にはメシヤを待ちこがれる思想はなく、どちらかといえば日本人が慕わしいのは天皇陛下だろう。もっとも宗教的には「弥勒菩薩」であれば受け入れられる余地はあるかもしれない。
一方、世界に目を移すと、救い主としてのキリストの価値、重要性を知らない人は、まずいない。2000年間のキリスト教の歴史があり、欧米世界を始めとする世界に出ていくと、ますますそれらが実感できる。

「メシヤ」「救世主」「真の父母」の3つの概念を考えてみよう。
仮に、一人の立派な人がいたとしても、夫婦や家族の問題はうまく行かないことが多い。どのような人にも悩みがつきない。家庭の問題、悩みがあるからこそ、実は宗教の存在意義がある。
妻の食事まで作って、ために生きる夫がいるとすれば、妻にとっては理想だろう。また、一般的に、夫である男性が競争社会の中で生き抜くためには、妻である女性の運勢次第で決まってくることもある。本来の天国人とは、妻が夫に対し「あなたの心に住みたい」と言えるような夫婦関係が理想だ。
キリスト教は、「救世主(救い主)」を求めてきた歴史があるが、人間関係で言えば、兄弟姉妹としての関係を追求してきた。

それに対して、真の父母となり、氏族を救う血統の主人となる道筋を引くのが、宗教を越えた家庭である。それはなぜか。夫婦は他人であるのに、いっしょに家庭を作り、血統を生み出す大事なものであるからだ。
先祖から、私の家庭、さらに、子孫へと救われる道。先祖から保たれているのは血統であり、私の家庭は血統の主人となり、子孫の血筋の影響を与えていく。だから氏族のメシヤと言われる所以がある。
アブラハムのイサク献祭なぜアブラハム以降、2000年間にわたってユダヤの信仰が続いてきたか。それはアブラハム・イサク・ヤコブの三代が一つになって誠を尽くした結果である。子々孫々までユダヤの民が2000年にわたって祝福された歴史であった。

一般的に、人間は神様が救ってくださるとは思えず、本心では神様が最後に怒られると思う世界がある。それは反省しない、自分のことしか考えない人になれば、なおさらそういった考えに支配される傾向がある。
仏教では、宗教上のエリートは出家するもの、それが正しい道だととらえるが、キリスト教では、できの悪い娘がいたら、悔い改めよ、天国は近づいた、と落ちこぼれた人々を救っていく愛の教えである。
生命より貴いものが愛、愛より貴いものが血統、という考え方が文先生の考え。それに対して、キリスト教では血統が何より貴いことがわからなかった。

一人ではさびしいが、三人では多すぎる。それが夫婦というもの。そして家庭の中でしか、愛と赦しはないものだ。家庭の中は裁くところではない。宗教では人を救えなかった。本当を言えば、家庭でしか人を救えない。
最近の内閣府の調査では、「妻は家庭にいるべき」という回答が20代で20%も増加しているという。そのように家庭はこうあるべきという願望が人々の中で高まっていることは事実だ。人間は一人で生きるようにはなっていない。

まず、神を否定し、家庭の価値を否定する共産主義の思想的な克服が今なお必要である。
次に、真の家庭、真の父母に見られるような家庭を完成するモデルが必要。モデルがないと、私がメシヤとなって家庭を救っていくことができない。妻が夫のために生きたいと思い、夫の心に住みたいという妻、そういう夫婦が理想だ。だから家庭を残さないといけないし、血筋を残さないといけない。
文先生ご夫妻は、真の父母と呼ばれるが、これほど非難され、攻撃された人はいなかった。またそのような攻撃の中でも弁明などしなかった。
これまでの歴史の中でも血筋、血統の争いが繰り広げられてきた。しかし、血統の救い、家庭の救いがどれほど重要か、認識を新たにしてほしい。歴史が求めるメシヤ像とは、真の父母の形を持って来る。

続く第二部では、西東京教区の青年から構成されるウエスト・ユース・クワイアの清らかな合唱が披露されました。『ふるさと』『いつも笑顔で』『君は愛されるため生まれた』『主よ感謝します』の童謡とゴスペルからなる4曲が讃美されました。『君は愛されるため・・』と『主よ感謝します』は、11月25日の原理大復興会でも歌われた曲で、女性隊員の語りかけるような朗読に、観衆の中には思わず涙ぐむ人がいたほどでした。
(※ウエスト・ユース・クワイアが讃美したすばらしい歌声と朗読を参照)
続いて、AVANTI(アバンティ)が登場、フルートとピアノのあでやかな演奏で、観衆が聴き入りました。演奏曲は『アルルの女よりメヌエット/ビゼー』『ロッシーニの主題の変奏曲/ショパン』とクリスマスメドレーでした。クリスマスメドレーは『クリスマスキャロル』『もみの木』『ジングルベル』『きよしこの夜』と続き、明るく楽しいクリスマスの曲が軽快に流れました。

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